再生医療(脂肪幹細胞点滴) adipose-stem-cell
再生医療(脂肪幹細胞点滴)とは
幹細胞とは体の組織を保つ為、細胞分裂の際に自身と同じ細胞を作る「自己複製能」と、 自身とは異なる様々な種類の細胞に変化する能力である「多分化能」を併せ持つ細胞です。
その能力を使い、体内で足りないものや必要なものを補う役割を果たします。幹細胞を活用した再生医療の治療は、患者様自身の細胞を移植するため副作用の心配がないのがメリットです。
- フレイル
- プレフレイル
身体の加齢性変化(フレイルおよびプレフレイル)への治療
フレイルとは、加齢に伴う様々な機能変化や予備能力低下によって健康障害に対する脆弱性が増加した状態と理解されています。
フレイルという考え方には、身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの精神および心理的な側面も含まれています。また、プレフレイルとは、健常な状態からフレイルとなる前段階の状態として知られています。
この治療は、患者様本人の脂肪から採取した細胞を培養し静脈投与することによって、身体の加齢性変化(フレイルおよびプレフレイル)による身体能力の低下やストレスによる影響を受けやすくなっている状態等のさまざまな程度の身体症状が改善することを目的とした治療です。
- 抗炎症 痛みや腫れを和らげる
- 組織保護・修復 損傷した組織を修復する
- 免疫調整 免疫バランスを整える
脂肪由来幹細胞には抗炎症作用があり、痛みや腫れを抑える効果があります。これは脂肪由来幹細胞が分泌する様々な因子(サイトカイン)が、炎症の原因となっている過剰な免疫反応を抑制する働きがあるためと言われています。
組織に血管を新しく作らせたり組織の細胞を増殖させたり、弱っている細胞を保護するよう指令を出す働きがあります。
自己免疫疾患などで身体の免疫のバランスが悪い場合、免疫バランスを整える働きがあります。
脂肪由来幹細胞は、傷の治療や分化作用、免疫の調整や新しい血管の再生などの能力があるため、それらの働きを生かし、心筋梗塞や肝機能障害など様々な疾患の治療への取り組みが始まっています。世界中の医療機関や研究機関では、慢性疼痛の緩和以外にも肝疾患や糖尿病、骨髄損傷、脳梗塞、肺疾患、心疾患、リウマチ等の疾患にも治療効果があると報告されています。また、身体全体の若返りや疾病予防なども期待できる治療です。
脂肪由来幹細胞のさまざまな疾患への投与は複数のクリニックで行われており、一定の効果は期待できますが、すべての患者様に同じ効果や期待される効果が出るとは限りまん。
治療に際して十分なご説明をしておりますので、治療に入る前に医師と必ず細かく相談していただくことが必要です。
価格について
-
- 血液検査料
- ¥11,000(税込)
-
- 脂肪採取料
- (6億Cell)¥660,000(税込)
-
- 細胞採取料
- (12億Cell)¥880,000(税込)
-
- 自家脂肪由来幹細胞投与
- 1回¥2,200,000(税込)
-
- 自家脂肪由来幹細胞投与
- 3回¥5,500,000(税込)
※細胞保管は保管会社と別途契約有
再生医療等委員会による承認
再生医療普及協会特定認定再生医療等委員会より、自己脂肪由来幹細胞治療法の承認を得た医療機関です。
第二種再生医療提供計画番号:PB3250176
施術の流れ
-
① 医師による診察・カウンセリング。
お悩みやご希望など、なんでもお気軽にご相談ください。
-
② 血液検査。
治療を開始する場合、血液検査を行います。診察・カウンセリング後に血液検査のための採血をします。
-
③ 脂肪・採血/細胞培養。
ご自身のお腹や太もも、おしりなどから少量(小さな消しゴム程)の脂肪を採取。
-
④ 移植治療。
培養した幹細胞を点滴で全身へ投与します(入院の必要はありません)。
- 脂肪採取後の術後感染や、肥厚性瘢痕(傷跡の盛り上がり)、傷口からの出血、採取部の内出血、内出血後の腹部皮膚の色素沈着、創部の疼痛・腫れ(はれ)等の合併症を引き起こすことがあります。
- ごく稀に発生しうる重篤な合併症・副作用としては、出血による貧血・血腫・腹筋の損傷・腹膜炎・アナフィラキシー反応(急性アレルギー反応による冷汗、吐気、腰痛、呼吸困難、血圧低下、ショック状態など)万が一発生した場合には緊急対応致します。
- 細胞投与の際に、注射部位の疼痛、過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)、注射部位の硬結、内出血など予期せぬ合併症を伴う場合が稀にあります。その場合、担当医の判断により投与を中断または中止し、適切な対応を致します。
- 抗凝固薬や抗アレルギー薬を使用している方は、ドクターへご相談ください。
- 妊娠または授乳中の方、内服治療中の方はお受けいただけない場合があります。
- 体調の悪い方(発熱・脱水など)は投与できない場合があります。
- B型及びC型肝炎、梅毒、H I V など感染症の既往のある方はお受けいただけません。